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腑抜けども、悲しみの愛を見せてみろ
あの頃、僕には生活だけがあって、人生がないことに苛立っていた。
バカでいい。
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舞城王太郎の『好き好き大好き超愛してる』から。

僕は柿緒を愛し過ぎるほど愛してみせる。
間違っているほど愛してみせる。
自分の人生を台無しにしてもいいと、
バカみたいに思うようにしている。
それでいい。





もう5,6年も前になるだろうか。
当時、付き合っている年下の男の子がいた。
いわゆるかっこかわいいと言われるような子だ。
二人で遊ぶとなったとき、
たいていは新宿の安楽○で焼肉ばっか食っていたっけ。
俺はゲームはしないのだけれど、
その子がゲーム好きだから、
一緒にプレイしては二人で子供じみた喧嘩をした。
負けず嫌いなガキで、
あほーなことばっかり言ってて、
天然で、
そして何より純粋な奴だった。

ある時、彼がこんなことを言った。


前に付き合っていた人のこと好き過ぎて、
荷物まとめて家出してその人の家に押しかけちゃうほど好き過ぎて、
でも好き過ぎちゃったのか、
気持ちが冷めるのも早かったんだ。
さくらいとは長く付き合っていきたいから、
あんまり好き過ぎにならないようにしてる。


切なかった。
彼の気持ちが痛いほど伝わってきて、
―俺は何も言えなかった。

その後俺たちは、別々の道を歩むことになる。

ただ幸せでいてほしいと強く願う。





パスカルは言った。
「愛し過ぎていないなら、充分に愛していないのだ。」
バカでいい。
間違いばかりでいい。
愛し過ぎるというのはそういうことなのだ。
そしてそれぐらいで、
人を愛するにはちょうどなのだ。





そして俺は今日も、
誰かと幸せそうに笑っている彼の姿を思い浮かべる。
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すべての男は。
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You never know what you can do till you try





最近感じるのは、
日本のCMにスタイリッシュな場面が増えてきていること。

「just do it」のCM放送が一時期話題を呼んだが、
それぞれのライフスタイルや価値観に直接訴える、
欧米ではよく見られるようなCMが多くなってきた。


夢を持てと励まされ、夢を見るなと笑われる。


これ、今放送されているお酒のCMのキャッチフレーズである。
お酒との因果関係が不明だが、
それにもかかわらず、
このCMは見る者を立ち止まらせるには十分であった。
20代以上の人間にはかなり衝撃なフレーズであろう。
お酒を飲める年代ということでは、
CMとして理に適っているとも言えそうだ。

子供のころは、大人たちから夢を持てとさんざん言われてきた。
そんな中で夢に向かって努力を続けてきた人も多いだろう。
ところが、大人になるにつれて厳しい現実と向き合い、
可能性をすり減らしながら何かを諦め、
そして同じ大人たちから今度は夢を見るなと笑われる。


俺たちはあのとき、
何を諦めてきたのだろう―





今日の夜、仕事の都合で少し札幌駅に寄った。
手がかじかんで痛いほどの、凍てつく夜だった。
札幌駅を出て少し歩くと、
ストリートLIVEをしている男の子が大きな声で歌っていた。
彼の周りには誰もいない。
誰にも見られず、けれども一生懸命に歌っている。
俺は足をとめて、
彼の歌が終わるまで聴いていた。

帰宅途中、
不思議な力のようなものが、
自分の体の中から湧き上がっているのを、
俺は静かに感じていた。
外は今日も雪がちらついている。


久しく忘れていたな、
あのひたむきさ!





そう、
すべての男は皆、

少年だった。
1万年と2千年前から愛してる。
俺なんて3億と2千年前からだし。
スライムだぜ。
どんな奴でも
最初から強いわけじゃない
ドラゴンクエストやった事あるだろう
あれと同じだよ
最初はスライムにも
一発でやられる
次に戦ったときもやっぱり勝てない
だけど経験値、体力、攻撃力、すばやさ、防御力
少しずつでも上がってきてる
そして
一発でたおせるようになる
逃げてちゃだめなんだ
しってるだろう
戦わなきゃ
経験値はつかない
そのうちスライムなんて
戦うのもめんどくさくなっただろう
一発でたおせるし
それに金にもならねえからな
そして おもうのさ
はじめた頃は勝てなかったのが
信じられないぜ
だって今戦ってる怪物にくらべたら
スライムなんて死ぬほど弱かったじゃねえかってな

さあ外に出るんだ
ぶったおせ
スライムだぜ
びびって逃げるな
スライムだぜ
オマエが今
びびってるのは
スライムだ
オマエは
弱かねえ
きっと
勝てるさ
今こそ
見せてやれ
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